これから経理職を目指す方必読!経理担当者の日常業務とは?
いつも忙しそうな経理担当者…毎日何をしてるんだろうと不思議に思う方もいるかもしれません。経理担当者が忙しい理由は、会社によっても異なりますが大きく分けて2つあるでしょう。1つ目は、経理の仕事には期限が決められている仕事が多いこと。2つ目は少数精鋭であることです。この記事では、これから経理を目指す方向けに経理担当者の日常業務について説明します。経理の日常業務をイメージできると、面接での質問の意図や、経理としてどのようなキャリアをつもうかと考えることができるでしょう。
ぜひ日々の経理の仕事内容を知ることで、これからの転職活動にいかしてくださいね。
経理担当者の仕事
経理担当者の仕事を一言で表すなら「縁の下の力持ち」と表すのがぴったりでしょう。決して表にでる仕事ではありませんが、会社にとって必要不可欠の部門です。経営者が正確な経営判断をするための資料の作成、銀行、ベンチャーキャピタル、投資家などからの資金調達など。会社が動き続けるには、お金をうまく円滑に回すことができる経理担当者が必要です。
経理担当の仕事は、ただただ毎日ルーチンの仕事をしていれば良いということではありません。もちろん未経験の経理担当者に求めることは、毎日のルーチンワークを正確に行える一人前の経理になることです。
だけど経理の仕事は、ルーチンワークだけを行っていればいい仕事ではありません。会社にとって重要な仕事をしているという責任感を持てることが大切です。
なんで経理担当者はいつも忙しそうなの?
経理担当者の仕事に対して忙しいイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
冒頭でも触れましたが、経理担当者が日々忙しい理由は大きく2つあります。
一つ目は、経理の仕事には期限がある仕事が多いためです。例えば支払い業務です。仕事がどんなに忙しいからと言って支払いが遅れるということはあってはいけません。例にあげた支払い業務のように、万が一遅れた場合は会社の支払い能力が疑われ、信頼を失うことになります。銀行の返済が遅れたとあれば次の融資に影響します。このように経理担当者は常に期限のある仕事を期限内に終わらせることがとても重要です。だから繁忙期などには休日出勤や、遅くまで残業をしたりする場合もあります。
2つ目は、経理部門は少数精鋭の部門のため余剰人員を抱えることはありません。経理部門だけではなく管理部門全体に言えることですが、管理部門は営業と違いキャッシュをうみません。もちろん会社にとって必要不可欠な部門であることは間違いありません。しかし経費はどこの会社も下げたいと考えるのが自然ですよね。だから最小人数のチーム体制である会社が多いです。なので一人一人の抱える業務は多いです。
経理担当者の日常業務
では本題の経理担当者の日常業務について説明します。会社によって異なる場合もありますが、これから紹介する3つは、未経験の経理担当者が入社直後に担当するケースが多いので覚えておいてください。
現金の入出金管理
一つ目は、現金の入出金管理です。会社には現金出納帳と呼ばれる現金の流れを記録する帳簿があります。帳簿にお金の流れを記録して、残高と一致しているか毎日確認する業務です。小規模企業であれば、キャッシュレス化が進んでいる会社もあり、現金出納管理が日常業務に含まれていない会社もあります。
経費精算
二つ目は経費精算です。例えば、営業担当者などが出張中に利用した経費や、接待費など社員が費用を立替払しています。そのため仕事で使った経費の精算を行うのも経理担当者の仕事です。会社によっては毎回支払う方法ではなく、月一度締め日を設けて、まとめて給与口座等に支払うなど対応している会社もあります。
記帳
3つ目は記帳です。記帳とはお金を動きを記録することです。企業は、毎日お金の動きがあります。例えば「支払・買掛金」「売上・売掛金」「経費」「現金または預金」など。
漏れがないようにするため日々記録する必要があります。
最後に
当記事で説明した、経理の日常業務三つ「現金の出納管理」「経費精算」「記帳」は未経験の経理担当者がまず任せられる仕事でしょう。少し触れましたが、キャッシュレス化が進むことにより企業の経理担当者の日常業務に変化が起きています。これからの経理は、柔軟性や臨機応変に対応できる力も必要となるでしょう。
ぜひ、これから経理への転職を考えられている方は、仕事内容の理解を深めるところから始めてください。そしてご自分が経理として働いている姿をイメージして面接の準備ができると良い結果につながるでしょう。