どんどんキャリアアップしたいなら、積極的に行動を
経理職は女性向き、女性におすすめとよく言われます。実際に、経理職で働く女性は多く、他職種からの転職を希望する女性も多いのが特徴でもあります。
しかし、なぜ「女性におすすめ」と言われるのか、逆に女性にとっての経理職のデメリットはないのか、気になりませんか?
経理のスキルは女性にとって大きな強み
経理の仕事が女性におすすめとされる理由、また女性に人気の理由の第一は、「ライフステージが変わっても続けやすい」ということではないでしょうか。
経理の仕事は、業種、企業規模問わずどんな会社にも必ずあるものです。ですから、経理担当者の需要は常に一定以上存在します。そのため、経理職としてのある程度の経験とスキルがあれば、出産や育児でいったん職場を離れても復帰しやすいというメリットがあります。たとえ元の職場に戻れなかったとしても、経理のスキルがあれば転職もしやすく、パートや時短、派遣など、ライフステージに合わせた働き方も選ぶことが可能です。
育児や介護は、まだまだ女性がメインで担うことが多いものです。そんな中で仕事を続けていきたいと希望する女性にとっては、どこでも通用する経理の経験やスキルは大きな武器となるのです。
男性が平等に家事育児などを担うのが普通になってきたら、もしかしたら「経理は女性向き」ということは言われなくなってくるのかもしれませんが…。
「上を目指す」のは、まだまだ難しい?
一方、上を見れば男性ばかり…ということはないでしょうか?
安定しているから、家庭と両立しやすいからという理由で経理職を選ぶ女性が多ければ、責任あるポジションは自然と男性が担っていくことになります。また経理職の特性として、与えられた仕事をこなしていくのがメインとなりがちな側面は否めません。意識して努力、行動しなければ、キャリアを広げたり、キャリアアップをしていくのが難しい職種とも言えるでしょう。
もし、女性のあなたが「スペシャリストとして第一線で働き続けたい」「リーダーシップを発揮したい」と強く思っているのならば、難関資格を取得してスキルを磨いたり、配置転換の希望を出したり、もっと能力を発揮できる場を求めて転職したりするなど、積極的に行動していくことが大切です。
まとめ:「なりたい自分」をしっかりイメージしよう
経理職が女性におすすめとされる意味、そんな中で自分が経理職としてどうなっていきたいのかをよく考えてみましょう。男性と比べ、まだまだ女性のキャリアは直線的とはいかないもの。「なりたい自分」が明確化すれば、自ずと今やるべきことが見えてきます。