転職が決まり退職へ。最終出勤日はどう過ごす?

意外と慌ただしい1日。挨拶回りや手続きはしっかりと!

転職が決まり、退職を伝えて引き継ぎを進め、いよいよ迎える最終出勤日。締めの1日、いい印象を残して去りたいですね。「立つ鳥跡を濁さず」な最終出勤日の過ごし方について、1日の流れに沿って説明していきましょう。

出勤前に準備しておくもの

▼大きめの紙袋やエコバッグなど
最終出勤日には、花束やプレゼントをいただくことが多いもの。まとめて入れるものがないと、持ち帰るのに苦労することになる可能性があります。車通勤ならよいですが、電車・バス通勤の場合はしっかり用意しておいた方がよいでしょう。

▼挨拶回り用のお菓子
退職の挨拶回りの際は、お礼を伝えるとともにお菓子を渡すことが一般的です。個包装で配りやすく、業務中でも手やデスクを汚さず食べやすいものを選びましょう。

午前中にやること

いよいよ最後の出社です!いつもより早めに出勤して、元気よくいつもの挨拶を。
最終出勤日といえば「挨拶回り」のイメージがあると思いますが、基本的に午前中には行いません。朝〜昼休みまでは皆が忙しく仕事モード全開!ということが多いため、あまり歓迎されない恐れがあるからです。
ここでは、最終出勤日の午前中にやっておきたいことについて説明します。

デスクやロッカーの清掃

出勤したら、まず自席やロッカーをきれいにしましょう。勤務時間中の清掃は周りの迷惑となる恐れがあるため、早めに出勤して勤務開始時間までに終わらせておくのがベストです。

引き継ぎの最終確認

後任が決まっている場合は、引き継ぎの最終確認を行います。疑問や不明な点がないか、明日から何をするか、しっかりと話しておきましょう。
後任が決まっていなければ、引き継ぎ資料やマニュアルの最終チェックをしておきます。

返却物や受け取る書類を確認

会社に返却するもの、退職時に受け取る資料を確認します。
文房具などの会社の備品のうち、使わないものは先に返してしまいましょう。社員証や携帯電話など、退勤時まで使うものは勤務終了後に返却します。PCに保存しているデータもしっかり確認し、不要なものはすべて削除し、必要なデータは社内サーバなどに保存します。
最終出勤日が退職日であれば保険証も返却しますが、有休消化をする場合は退職日まで保持し、その後速やかに郵送で返却しましょう。
退職時に受け取る書類には、年金手帳や雇用保険被保険者証、源泉徴収票などがあります。離職票は退職後10日前後で会社から送られることが多いですが、転職先が決まっていないなどで必要な場合はよく確認しておきましょう。

午後にやること

午後は主に、退職にあたってのお礼や挨拶をすることになります。感傷に浸ったり、気分が高揚したりすることもあるかもしれませんが、勤務終了後に返却するものもあるので忘れないように。最後まで気を引き締めていきましょう!

退職の挨拶メールを送る

当日に直接会って挨拶できない人には、退職の挨拶メールを送りましょう。社内向け・社外向けにさまざまな文例がネット上で紹介されていますので、それらを参考にしつつ、自分らしい言葉でこれまでの感謝を伝えられるといいですね。

退職の挨拶回りをする

退職日のメインイベントとも言えるのがこの挨拶回り。ひとりで、または上司とともに社内を回ります。上でも触れましたが、お菓子を持参し、渡しながらこれまでの感謝の気持ちを伝えましょう。お菓子を持っていると、「あ、挨拶に来たのかな」と心の準備もしてもらいやすくなります。

退職のスピーチをする

終業時間前後の終礼として、社内もしくは部署内などでスピーチの場を用意される場合があります。事前にわかっていれば、1〜2分ほどで話せるスピーチ内容を考えておきましょう。お世話になった会社への感謝の気持ちや思い出に残るエピソード、自分の今後について、社内の人々へのエールなどを織り交ぜて話せるとよいですね。

まとめ:感謝の気持ちで、よい1日を!

いかがでしたか?現職に不満があって転職を決めたという場合でも、お世話になった人、気にかけてくれた人は少なからずいることでしょう。最終出勤日は、感謝の気持ちを伝える最後の機会でもあります。ぜひ、気持ちよく去り、気持ちよく送り出してもらえる1日を送りましょう!

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